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(0)概要
・ナナミはゲシュタルト(おばあちゃん)に接続して未来を見ている。
→あくまでも未来を推測しているので、未来の行動は現実には影響しない。
・未来で悲惨な光景を見たナナミは、未来を変えるために分岐点にアプローチしていく。
・分岐点での行動が未来に影響し、少しずつ未来が変わっていく。
→未来を見る、現在に戻り分岐点にアプローチする、再度未来を見る、これの繰り返し。
・メイン13章(ルナイベント)で、ナナミ&ロハちゃん&マーチン3人でいるときに、ビッグアンテナを探している描写があった。
→ビッグアンテナはゲシュタルトに接続して、未来がどう変わるか確認するための行動だった。
・シナリオでは大きく3つの未来が描かれている。
(1)永遠の冬 (2)人類と機械体の全面戦争 (3)(1)と(2)を回避した未来
・3つの未来を見たナナミは最後にどういう行動を取るのか。
・人間、機械覚醒した機械の関係がポイントとなるシナリオ。
(1)永遠の冬
■未来
・メイン7章(ロハちゃんと出会うあたり)でゲシュタルト(空中庭園AI)からメッセージが届く。
・ナナミはゲシュタルトを介して未来を見る。
・ナナミが見た未来は永遠の冬が到来し、地上の人類は滅亡していた。
→リーフが極昼の開発で死亡した世界線。
→指揮官の意識が戻らず、リーフの意識汚染を止めることができなかった。
・リーフ死亡後、極昼と同様の「オメガウェポン搭載機体」の開発を繰り返す。
→その結果、地球の気候に影響し、永遠の冬が訪れた。
・空中庭園は地球奪還が不可能と判断し、地球軌道上を離れる。(その後どうなったか不明)
・永遠の冬では機械体たちもほとんど停止している。
・唯一、パニシングだけが永遠の冬の環境に適応した。
・永遠の冬の未来で、ナナミは1人の女性(覚醒した機械体)に出会う。
→ハカマという名前、なんとか生き延びていた。
・ハカマは「ナナミ」という同族(覚醒機械体)に出会ったら、ナナミを導くように教えられていたた。
・ハカマはナナミに未来の状況を説明する。
・ハカマの力を借りて現在に戻る。
→未来の演算はゲシュタルトの負荷が大きいので、簡単に現在に戻ることができない。
→未来でゲシュタルト相当の演算能力がある施設や設備などの力を借りて、現在に戻る。
■現在
・未来から戻ってきたナナミは、このままだと人類が滅亡してしまうことを知る。
・ゲシュタルトにどうすればよいのか聞く。
・ゲシュタルトは人類が生き延びる可能性は0.0031%で、滅亡を防ぐことはほぼ不可能と回答する。
・食い下がるナナミに対して、ゲシュタルトはまず機械たちを覚醒させる必要があると語る。
・さらに、覚醒した機械たちは誤った道を進む可能性があるので、ナナミに機械たちを正しい道に導くように伝える。
・永遠の冬となった未来を変えるため、ナナミは機械体たちを覚醒させる旅に出る。
→メイン7章の時点なので、全体ストーリーの中でもかなり早い段階から覚醒する旅に出ていた。
<補足>
○ナナミについて
・地球で最初に機械覚醒した個体。
・まだ覚醒していない機械体を覚醒させる力がある。
・他の機械体にはない「ひらめき(天啓のようなもの)」があるので、覚醒した機械体たちを導く力がある。
(2)全面戦争
■現在
・場面はインブルリア撃破後の北極航路連合。(ちょうどマーチンたちバイオニックに会った時)
・ゲシュタルトに言われた通り、ナナミは多くのバイオニックたちを覚醒させ、まとめ上げていた。
・一段落ついたところで、未来がどう変わっているのか確認しに行く。
→航路連合の研究施設にある高性能アンテナを使いゲシュタルトにアクセス。
・ゲシュタルトから未来の演算は危険が伴いと伝えられる。
→未来から戻ってこれない場合、現在のナナミは再起不能になる可能性がある。
・未来の演算はナナミにとって大きなリスクを伴う行為だが、未来を変えるために再度未来の演算を行う。
■未来
・人類と機械体の間で全面戦争が起こっていた。
→ナナミの行動でかろうじて人類は生き残っていたが、機械体との戦争という別の問題が発生する。
・機械体の勢力を「機械教会」と呼ぶ。
→ナナミは機械教会の指導者の立場。
→ナナミが指導者となったのは人類と機械体との戦争が始まった後。
・なぜ戦争が起こったのか?
→覚醒した機械体たちも地球の資源を必要としていた。
→「無駄に資源を浪費する人間たちは滅びるべき」と考える機械体たちが現れた。
→一部の機械体が空中庭園に攻撃を仕掛けた。(ナナミが指導者になる前)
→その後ナナミが指導者の立場になるが、空中庭園を攻撃された人類は機械体を危険視し、機械体との全面戦争を行うことを決める。(構造体は空中庭園の立場)
・人類は機械教会とパニシングを同時に相手にしていたため劣勢。
・空中庭園が落とされたことが決定打となり、滅亡の危機に瀕している。
・ナナミが未来に来た時点では、機械教会が人類に対して最終決戦を仕掛けようとする直前だった。
・最終決戦が避けられない状況、ナナミはハカマと強力して大規模な軍事パレードを行い時間を稼いで人間を逃がそうとする。
→ハカマはナナミが記憶喪失のような状況になったら助けるように言われていた。
・ハカマは、ナナミが早い段階から指導者になっていれば、空中庭園攻撃という決定的となる事件は防げたという。
・ナナミはできる限りのことをした後、機械教会の設備を使って現在に戻ってくる。
・ナナミが導くことができず、機械体が地球の覇権を握る未来。
■補足
○機械教会
・指導者はナナミ。
・ナナミは「ひらめき」という天啓に似た力を持っていたため、指導者の立場になった。
→しかし、指導者になるのが遅く、人類との戦争を防ぐことができなかった。
・機械教会は「ナナミ派」と「ゼロ派」で別れている。
→ゼロ派は「ラヴァーズ」とも呼ばれている。
・ゼロはかなり好戦的で、人類を抹殺しようとしている。
→ゼロはナナミに対して偏った愛を持っており、人間を抹殺することがナナミのためだと思いこんでいる。
・機械教会には「ギアーズ」という軍隊がある。
→ギアーズの実権はゼロが持っている。
→あまりにも強大な力のため、ナナミは指導者でありながらなにもできない状況。
・機械教会では人間が数名生かされていた。
→医療機会が「死を防ぐ」という目的だけで生かしている。
・ナナミに受け入れてもらえないゼロは発狂して、ナナミに襲いかかる。
→自分の思い通りにならないならいっそのこと消してしまおうとする。
・しかし、ゼロはナナミにあっさりとやられてしまう。
・ゼロがいなくなりギアーズが暴走を始める。
→最終決戦は止められず、人類の滅亡は避けられない。
○空中庭園
・マーレイに会って、色々と情報を得る。
・ナナミが指導者になる前、機械教会の襲撃に会い空中庭園は墜落する。
○首席
・ハセン、ニコラが戦闘で死亡。その後を継いで人類の指導者となっている。
・人類の抵抗の象徴的な存在になっている。
・最終的には首席とマーレイだけが生き残った。
・戦闘で両腕を失うが、手術を行う環境がないため義手をつけられずにいる。
○マーレイ
・グレイレイブン隊の指揮官となっている。
→首席がハセンやニコラの後釜になったため。
・身体の大半は外骨格になっており、サイボーグ化している。
・ナナミに接触をはかる。
→兄であるリーを助けるため。最終決戦の作戦を聞き出そうとしていた。
・ナナミから作戦を聞き出し、撤退の指揮を取る。
○レイブン隊
・リーフは意識汚染に耐えられず死亡。
・リーフの代わりにバンジが入る。
・ルシアも死亡。
・リーだけは生き残っているが、損傷が激しく前線に出れない状況。
○ホーク隊
・クロムとカムイが死亡。
・バンジだけ生き延びた。
→死んだ赤ちゃんを抱えていた。
・バンジはレイブン隊に編入、ホーク隊は解散。
○ケルベロス小隊
・マーレイや首席を逃がすために戦い、全員死亡。
・ヴィラの旗槍が立っている描写。
○粛清部隊
・ビアンカはパニシングを応用した武器を使用する。
・しかし、意識汚染され今では「魔女」と呼ばれている存在になっている。
・人類の敵。
○芸術協会
・空中庭園が墜落する際に逃げ遅れて全滅。
→芸術品などを移動させるのに時間がかかり全滅した。
○アディレ、九龍、航路連合、オブリビオン
・連絡がつかない、おそらく全滅。
他のキャラクターの描写はありませんでしたが、全員死亡だと思われます。
(3) 永遠の冬と全面戦争を回避した未来
■現在
・ハカマの協力で現在に戻ってきたナナミ。
・「永遠の冬」と「全面戦争」の2つを防ぐ方法を探す。
→永遠の冬:リーフ極昼の開発を成功させる
→全面戦争:早い段階からナナミが指導者として機体体たちを導く
・しかし、他にも人類が生き残るためには膨大な数の分岐点があり、その1つずつを紐解いていく必要がある。
→現時点では分岐点が85,412個。
→分岐点はさらに派生していくので、数百万回の演算を行い(未来に行く)、1つずつを紐解いていく必要がある。
・未来の演算はナナミにとって大きなリスクがあるため、ゲシュタルトは諦めるようにナナミを諭す。
→未来から返ってこれなかったらナナミが再起不能となる。
・ゲシュタルトは「地球の支配者は人類から機械覚醒した者たちに取って代わるもの、それが歴史の選択。」と言う。
→ゲシュタルトはパニシングは人類の滅亡を加速させただけで、人類と機械体の全面戦争は避けられないと考えている。
・しかし、ナナミは未来を変えるために演算を続け、分岐点を1つずつ紐解いていく。
→メインストーリーが進んでいる裏でナナミは未来を変えるために1人で戦っていた。
・膨大な数の分岐点の中でもポイントとなるものが3つある。
①空中庭園の墜落(機械教会の攻撃)
→ナナミが指導者となり阻止。
②リーフ死亡(極昼開発失敗)
→指揮官を目覚めさせ、極昼の意識海を安定させることで阻止。
③双子(パニシング生命体)による人類滅亡
→リーフ極昼が生き残ることで双子の討伐に成功、人類滅亡を阻止。
■未来
・ひたすら未来と現在の行き来をする中で、人気のない宇宙船にたどり着く。
→宇宙船の名前はデロリアン号という。
・外を見るが地球は見当たらない。
→宇宙船は地球の軌道上から大きく離れた宇宙のどこかに。
・宇宙船の管理AIという少女と出会う。
・少女は、機械生命体と人間の衝突は避けられないため、機械生命体たちを連れて宇宙に飛び立ったと言う。
→この少女は未来のナナミであった。
・人間と機械教会の衝突を避けるため、覚醒した機械体たちと宇宙に飛び立った未来。
・人類を救うために、全ての自由と引き換えに、宇宙船の自らが管理AIとなることを選んだ。
・未来のナナミは、パニシングの元凶を突き止め、この災害を解決する方法を見つけたと言う。
・その「秘密」を地球に残しており、人類が解決してくれることを願っている。
→この時点で現在のナナミもパニシングの正体と解決策を知ることになる。
→具体的な話はまだ明かされていない。
・未来のナナミから、まずはイシュマエル(慈悲者)に会うようにと言われる。
・ナナミは少女(未来のナナミ)に別れを告げ、現在に戻る。
(4)ナナミの選択
■現在
・現在に戻ってきたナナミは早速イシュマエル(慈悲者)に会いに行く。
・現在はリーフ極昼開発真っ最中。
・極昼の開発成功率は7%程度であり、かなりリスクがあった。
・さらに、リーフの意識海を安定させるためには首席が必須だが、双子との戦い以来意識が戻らずにいる。
→首席がいないと極昼は4時間しか稼働できない。
→4時間経過後、意識汚染で死亡。
・イシュマエルにリーフと指揮官を救うようにお願いする。
・イシュマエルは快諾、極昼の開発に成功し、首席も意識を取り戻したため、リーフ生存。
→永遠の冬を回避。
・イシュマエルはナナミが来ることを知っていた様子。
・ゲシュタルトがイシュマエルの存在は想定外と言っている。さらに、イシュマエルに助けてもらった首席も想定外の存在。
→この二人が人類が生き残るためのキーになる。
・イシュマエルに一通り話した後、ナナミはやることがあると言い急いで地上に向かう。
・リーフ極昼が実践投入されて双子との戦いに挑んでいる最中、ナナミはとある地点を目指していた。
・最後に地上から空中庭園に向かって「さようなら、ナナミを忘れないでね。」言う。
・ナナミがどういう選択をしたのかは描かれていない。
・宇宙船が飛び立った様子もないので、他の選択肢を選んだ可能性も高い。
・いずれにせよ、ナナミは1人で行動することを選んだ。
○永遠の冬
・リーフが生き残ったことで回避。
○全面戦争
・ナナミが早い段階から指導者としいて動いており、覚醒した機械たちを正しい方向に導いている。
→空中庭園への奇襲は発生しなかった(空中庭園は落ちていない)
→ナナミがうまくコントロールすることで全面戦争は防ぐことができる。
○パニシング
・未来のナナミから原因と解決策を聞いているはず。
・単独で何か行動していると思われる。
・パニシングが消滅した後、人間と構造体の間で対立する可能性もある。
→構造体は不要な存在になる。
○今後のナナミの行動
・人間と機械の衝突をどうやって避けるのか。
・宇宙に飛び立った様子は描かれていない。
・少なくとも単独で行動すると思われる。
・ナナミが所々でかくれんぼと言っており、次は私を見つけてねと言っている。
○イシュマエル(慈悲者)
・代行者と言われているが、人類の代行者的な位置付け?
・「正しい行いには慈悲を」といって、何度も人類を助けている。
・人類を次の段階に進めようとしている存在?
・構造体が人類の次の段階と考えている可能性も。
○ヴォネガット
・パニシングの意思の代行者。
・昇格ネットワークに適合した存在が次の地上の覇権を握るべきと考えている。